ギターを弾かないクリエイターさんにとって最大の難関がギターソロだと思います。正直打ち込みでギターソロを作るのはかなり難しいので、ループ音源を拾ってきてつなぎ合わせるか、ギターを弾ける人にお願いするのが1番だと思います。
ただそうもいっていられないケースもあると思うので、ギターソロをリアルな感じに打ち込む方法をご紹介します。
ギターを実際に弾いているように表現するためには、ギターの技を覚えることが大事です。
1.チョーキング
弦を指で持ち上げて音程を変える奏法です。チョーキングはピッチベンドを持ち上げることでそれっぽい雰囲気を出せます。中にはベロシティを最大にすることで自動的にチョーキングしてくれる音源もあります。
2.スライド
ギターの指板の上を滑らせて音程を変える奏法です。スライドもピッチベンドを使いますが、チョーキングと違い素早く音程を移動させましょう。ソロの引き始めの音にスライドを入れるとかっこよくなります。
3.ハンマリング
ハンマリングとは、ピッキング(発音)をせずに、弦を叩くことで新しい音を出す手法です。ハンマリングした音は実音より少し小さな音になるので、ベロシティを下げて音量をコントロールしましょう。
4.タッピング
タッピングは左手と右手、両方の指を使ってハンマリング、プリングオフを繰り返すことで音を出します。これはギターでは弾きにくいプレイをあえてやる行為なので、ピアノだと楽に弾けちゃいます。音の感覚をなるべくあけて打ち込めばそれっぽくなります。タッピングをする時は速いパッセージを繰り返すことが多いです。
ペンタトニックスケールを使おう!
ギターソロといったらペンタトニックスケールが最もメジャーです。ペンタトニックスケールは、ドレミソラの5音を使って構成されるスケールです。この音をキーに合わせて使いながら、ギターの奏法を再現するとそれっぽくなります。
エフェクターも大事!
どうしても打ち込み臭くなってしまう場合、エフェクターを使ってごまかすこともできます!笑
1.ワウ
ワウはイコライザーを瞬間的に変えて音をワウワウ言わせるエフェクターです。拍の頭に設定するだけで、ファンキーなギターソロに早変わり!
2.ディレイ
ディレイを薄くかけることで曲と馴染ませることができます。細かい部分もフワッとごまかせるのでうまくいかない場合はかけてみるといいかもしれません。
これはコーラスでも似たような効果を出すことができます。ただしコーラスの方が音質がガラッと変わるので普通のギターソロとは一味違う雰囲気になります。
まとめ
なんだかギターの奏法の参考資料を探していたらほとんど教則用ばかりになってしまいました。
打ち込むのが嫌だなーと思った人はこれを見てギター弾ける様にしちゃった方が早いかもしれません。笑