目的別!現役クリエイターが選ぶ、おすすめのオーディオインターフェイス【2021年】
種類が多すぎてどれを選んだら良いのか迷っていませんか?
今回は音楽制作をしている現役クリエイターである私が、目的別におすすめのオーディオインターフェイスを選びました!
趣味の作曲用に低予算で音楽制作環境を整えたい
自分で曲を作ったりカバー曲の演奏やボーカルを録音したりするのにおすすめのオーディオインターフェイスの紹介です。
選び方のポイントなどはこちらの記事に詳しくまとめてあります!
STEINBERG / UR22C (スタインバーグ )
- CubaseAI付属でDAWを持っていなくてもすぐ使える
- MIXつまみでオケと録音する音の音量バランスを変えられるので便利(インプットのボリュームを変えずに録音する音を大きく聴ききながら録音したりできる)
「安くていいやつが欲しい!」と言われたら私なら間違いなくコレをおすすめします。
ZOOM / UAC-2(ズーム)
- Cubase LE 無償バンドルがダウンロードできるのでDAWを持っていなくてもすぐ使える
- 「UAC-2 MixEfx」というミキサーアプリで録音時のエフェクトやローカット(余分な音域をカットしてクリアに聴かせる処理)も簡単
「突然落ちてしまった」「レイテンシーがすごくて録音しにくい」などのトラブルはテンション下がりますよね。バスパワーの安定感と超低レイテンシーで気持ち良くDTMできます。
ROLAND / Rubix22(ローランド)
-
設定が簡単(Mac:接続後すぐに使用可能、Windows:接続するたけで自動的にドライバをインストールしてくれる)
- Ableton Live Lite付属でDAWを持っていなくてもすぐ使える
- モニタリングをステレオ/モノラル/OFFと背面で切り替え可能→モノラルで左右に振ったりするギターの録音に便利!
iPhone、iPadで手軽に録音したい
TwitterなどSNSで弾いてみたなどを手軽にアップしたい!
という場合に活躍するのがiOSで使えるオーディオインターフェイスです。
Saramonic / SmartRig Di ( サラモニック )
- Lightning接続でとにかく手軽に録音できる
手軽さは継続の第一歩
継続しなければ上達もないので、手軽にできる環境を作ることはとても大事なことです。
手軽さを一番重視したい人にはおすすめです!
弾き語りで「楽器と歌を同時に録音したい!」などの場合はインプットが2つあるこちらの商品がおすすめです↓
プロの作曲家を目指したい、プロレベルの音質を目指したい
「どう頑張ってみてもプロの音にならない!」とう状況に陥らないためにも、機材にはお金をかけた方が良いです。なぜなら仕上がりが大きく違ってくるからです。
お金をかけた分だけできることは広がりますが、まずは10万円程度で購入できる以下の3つを検討してみてください。
最初は「高いな!」と感じるかもしれませんが、この価格でこのサウンドが出せるのはひと昔前ならあり得ないくらい安いのです!
今1〜3万円くらいのオーディオインターフェイスを使っている人は、圧倒的な格の違いを実感できるはずです!!
UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X DUO Heritage Edition ( ユニバーサルオーディオ )
- UADプラグイン(業界標準のコンプ、リバーブなど)が使える
→プロレベルの音が目指せる!
- デジタルなのにアナログの音を聴かせるためにすごい処理をしている!
→UADのプラグインを使うにはPCにすごい負荷がかかるのですが、その処理をアポロ側でやってくれるのです!
つまり、
良い音が作れるということです!
これだけです。
選び方のポイント
公式HPを確認して自分のPCに対応している機種を選びましょう。
処理能力の違いとインプットの数などで値段が異なってきます。
安く購入する方法
安く購入したい方はサウンドハウスのクーポンやポイントアップのキャンペーンなどに注目していると良いと思います!
中古は個人的にはおすすめしません。
UNIVERSAL AUDIOカテゴリーDTM限定10%OFFクーポン 2021年8月27日(金)まで
RME / Babyface Pro FS (シンタックスジャパン)
- 1000兆分の1秒(フェムトセカンド)精度のジッター抑制。
→1000兆分の1秒にまでこだわり抜かれたクリアなサウンド
- コンパクトなボディー
- リアルタイムで設定を変えられ、本体から直感的に操作できる
ジッターとは何か?
ちょっと難しい説明になるので、
ジッターが気になった方以外は読み飛ばしてください。
サンプルレートってなんとなく聞いたことあると思います。
44.1kHzとか48kHzとかのあれです。
これは1秒間に何回サンプリングするかということを示しており、
44.1kHzの場合、毎秒44100回サンプリング処理を行っています。
この1秒で44100回というのを測っているのがクロックです。
しかし、クロックには必ず揺れが生じてしまうのです。
このクロックの揺れ=ジッターです。
ジッターが大きくなると超高音域に差が生じてくるので
音の差をなくすため1000兆分の1秒までこだわって作られているということなんですね。
つまり、
こだわり抜かれたクリアなサウンドが楽しめる!
ということです。
ANTELOPE AUDIO / Discrete 4 Synergy Core (アンテロープオーディオ)
3つ目はやはりアンテロープオーディオです!
- クリアで存在感のある音
→生音を多用する人におすすめ
上記の動画、ギタリストのIchikaさんです。かっこいいですよね!
公式動画に彼が出ているということはこういうサウンドをアンテロープオーディオが得意としているからなんですよね。
つまり、
上の2つと並ぶ
クリアなサウンド。
メーカーそれぞれ特徴や強みは異なりますが、最後はサウンドの好みもあるので公式動画の曲も参考になるはずです!
迷いますよね〜。
自分でも迷います。
個人的な主観ですが、
UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X DUO
→アコースティックからロックまでオールマイティーにいける
→テレビでプロが使っている機材として紹介されているのをよく見かける(もっと上位版ですが)
→とにかくプラグインが素晴らしい
RME / Babyface Pro FS
→低音域がうまく出る。クリーンサウンドに強い?
ANTELOPE AUDIO / Discrete 4 Synergy Core
→生音系のクリーンサウンドに強い?
というわけで、
自分が使っていることもありますが
個人的には
APOLLO TWIN X DUOがおすすめです!
配信したい(Vtuber、歌ってみた、インタビューなど)
生配信でリクエストを受け付けて歌ったり、音声メディアにも注目が集まってきていますよね。話をしながら効果音をその場で入れていったり、声にエフェクトをかけることなどが簡単にできます。
TASCAM / MiNiSTUDIO CREATOR US-42B(タスカム ミニスタジオクリエイター)
- 使いやすいエフェクト(女声、男声、ラジオ風、エコー、チョッパー)
- リバーブをつまみひとつかけることができるので、簡単にコンサートのような臨場感が出る
- iPhoneやiPadにも対応しているので、気軽に配信できる
- ポン出し機能でボタンひとつで拍手や効果音を入れて配信を盛り上げることができる
- カラオケモードで歌ってみた配信も簡単!
- 96kHz/24bitのハイレゾ対応
低価格でこれだけの機能がそろっていれば個人的にはもう言うことなし!
YAMAHA / AG03(ヤマハ)
ヤマハの配信用ミキサー オーディオインターフェイスAG03です。
- 配信に便利なループバック機能つき
→歌ってみたや弾いてみたができる
- 使いやすい大型のボリュームスライダー
- 192kHz/24bitのハイレゾ対応
ハイレゾとは
CDの音は一般的に44.1kHz/16bitで作られており、それ以上の音質をハイレゾと呼んでいます。数値が大きくなればなるほど音質が良いので、この2機種で比べるとタスカムの96kHz/24bitよりもヤマハの192kHz/24bitの方が音質が良いということになります。
さいごに
目的別で紹介してきましたが価格帯でふりかえると、以下のようになります。
どれにおいてもより高音質を目指すならもっと予算が必要です。
趣味の作曲用に低予算で音楽制作環境を整えたい
〜2万円程度
iPhone、iPadで手軽に録音したい
〜2万円程度
プロの作曲家を目指したい、プロレベルの音質を目指したい
10万円程度〜
配信したい(Vtuber、歌ってみた、インタビューなど)
1万5千円程度〜
ドラムの録音について
ドラムの録音はマイクの本数とオーディオインターフェイス側のインプットの数が大変なことになってきますので、楽器以外にもお金がものすごくかかります。
ここにお金をかけるのなら、レコーディングスタジオでプロのエンジニアの方立ち会いで録音することをおすすめします。
SNSなどで簡単に自分の演奏や曲が公開できる今、いい時代ですよね。
これを使わない手はないです。
どんどん発信していきましょう!
なお、この記事は2021年の今年いっぱい随時更新していく予定なので、ブックマークでもしてたまに覗いてみてくださいね^^