前回の続きです。興味のある方はこちらから読んで下さい↓
一発当たるとめちゃくちゃ嬉しい!
事務所に入ってくるコンペは質がいいものばかりなので、一曲決まるだけでアルバイト1ヶ月分ぐらいのお金が入ってきます。コンスタントに1ヶ月1曲当てられるようになれば、普通のサラリーマンと同じぐらいの生活を手に入れることができちゃいます。また、有名なアーティストや舞台の依頼が多いので、メディアで自分の曲が流れているのを聞くと感動します!
採用されるにはどうすればいいの?
1.曲をたくさん書く。
単純ですが曲を作れば作るほど当たる確率が増えます。最低でも月に5曲はあげましょう!
2.MIXをきっちりやる。
曲が採用されるとエンジニアが入るのでミックスは必要ないように思いますが、ミックスをできるだけしっかりやってクライアントに『プロだな!』と思わせるよう努力しましょう!ミックスに限らず、ドラムの打ち込みや細かい設定など、細部のブラッシュアップも自分ができる限界までやります。
3.大サビを作る。
だいたいコンペは1コーラス作る様依頼がきますが、Cメロにあたる大サビ部分も一緒に作って納品しましょう。流れとしては、一例ですが
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、大サビ、アウトロ
の様な流れが理想です。長くなりすぎても最後まで聞いてもらえないので、コンパクトにアイデアをどれだけ詰め込めるかが重要になります。
4.マネージャーと仲良くなっておく。
積極的に自分の曲のダメ出しをしてもらったり、来たコンペのほとんどに応募したりして、マネージャーさんによく思ってもらう努力をしましょう。作曲事務所には、コンペだけでなくマネージャーさんが仕事をもらってきてくれることもあるので、仲良くなれば仕事を振ってくれるかもしれません。
某有名アイドルには注意!
日本人なら誰でも知っている様なアイドルのコンペは要注意です。理由は曲が拘束されてしまうためです。
例えば有名なアイドルのコンペに曲を提出したとして、その曲は2年ぐらいアイドル事務所にストックされてしまうんです。
『どうせ作った曲は事務所に取られるから関係ないじゃん!』と思いますが、通常自分の作った曲が通らなかった場合、作曲事務所は他のコンペに同じ曲を使いまわして出してくれるので、アイドル事務所にストックされると他のチャンスが失われてしまうんです。
この点に関しては個人的に憤りを感じます。職権乱用と言いますか、報酬もなしに人の曲を何年も拘束するのはどうかなって気がします。
ただし、曲が採用された時は事務所のマネージャーさん曰く、ものすごい大金が不可欠入るそうです。
終わりに
作曲事務所での仕事は、固定給が入るわけではないのでギャンブルに近い仕事かもしれません。曲が決まらずお金が入ってこなくても頑張り続けることのできる忍耐力が必要不可欠です。
僕は力尽きて最近はコンペではなく自分で仕事をもらう様になりましたが、ずっと事務所の曲を作り続けていれば大金持ちの可能性もあるんだろうなと感じています。精神力が強い人は、ぜひ挑戦してみてください!