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読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析その7 RIP SLYME - 楽園ベイベー

 

takuroq.hatenablog.com

 

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こんにちは。

今日は更新が遅くなってしまって申し訳ないです。

今日はリップスライムの楽園ベイベーのコード進行をご紹介します。僕はあまりヒップホップは聴かないのですが(特に黒人とかが歌ってるガチのやつとか…)、ビースティーボーイズやリップスライムなどの割と軽いノリのやつは時々聴いたりします。あまり追求したジャンルでは無いので、オススメのアーティストなどありましたら教えていただけると有難いです。

リップスライムもベスト盤くらいしか聴いていませんが、このグループの曲はコード進行や音作り、グルーヴに到るまでよく考えられていて非常にかっこいいと思います。今日はその中でも僕のお気に入りの曲、『楽園ベイベー』のイントロとサビで使われているコード進行を見ていきましょう!

 

 

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

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Ⅱm7 - Ⅲm7 - Ⅳm7 - Ⅲm7 - Ⅱm7 - ♭Ⅱ△7 - Ⅰ△7 - Ⅰ△7

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オシャレな雰囲気が心地よいコード進行ですよね。

まず、最初のコードはⅡm7です。Ⅱm7始まりのコード進行はジャズなどのオシャレな雰囲気の曲で良く使われるコード進行です。洒落た雰囲気の曲を作りたいのであれば、コード進行の頭にⅡm7を持ってきましょう。Ⅱm7の後にはⅤ7に繋げてツーファイブにすることが良くありますが、この曲の場合にはⅢm7に繋いでいます。

このコード進行で使われている非ダイアトニックコードは3小節目のⅣm7と6小節目の♭Ⅱ△7です。Ⅳm7はダイアトニックコードであるⅣ△7をマイナーに変更するサブドミナントマイナーですね。良く使われます。

♭Ⅱ△7は、ダイアトニックコードであるⅡm7とⅠ△7の間の半音を埋めるような形で使われています。非ダイアトニックのメジャーセブンスを使うと、不思議な雰囲気がありながらもどこか落ち着きのある印象となり、個人的には好みです。

メジャーセブンスの時に使えるスケールはイオニアンスケールかリディアンスケールですが、どちらが自然であるかの判断は少し難しいです。楽園ベイベーを分かりやすくキーCに置き換えるとすると、♭Ⅱ△7はD♭△セブンスになりますので、使うスケールはD♭イオニアンスケールかD♭リディアンスケールになります。D♭イオニアンはキーD♭(♭が5個のキー)のスケールであり、D♭リディアンはキーA♭(♭が4つのキー)のスケールなので、キーの♭の数から考えるとD♭リディアンを使った方が元のキーとの馴染みは良さそうです。

この辺の話が良く分からないと言う方はこちらの記事をお読みください!

 

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それでは!

 

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