DTMを始める際、どんなヘッドホンを使うかはけっこう重要です。細かい音を拾えない低機能なイヤホンや、帯域に特性のあるヘッドホン(例えば重低音ならコレ!みたいなヘッドホン)を使っているとミックスがとてもやりづらいんです。
この記事では、DTMに向いているモニターヘッドフォンや選び方を紹介します。
ヘッドフォンの選び方
1.フラットなものを選ぶ。
実は、世に出ているヘッドホンはメーカーが帯域をイジっているものがほとんどです。音のヌケをよく聞かせるために高域を上げたり、音圧を感じさせるために低音を足してみたり。
音楽を聞く分には全く問題なく、むしろ迫力のある演奏が聞けてありがたいぐらいですが、音楽を作る側になるとこの特性はかなりやっかいです。
例えば低域を持ち上げたヘッドホンでMIXを行うと、フラットなヘッドホンで聴いた時に『全然低域なってないやん!』っていう悲しい現象が起きてしまいます。
なるべくEQの特性がフラットなものを選びましょう。
2.高品質のヘッドホンを使う。
安価なヘッドホンはスピーカー部分がショボいので全部の音がしっかりなってくれません。安いヘッドホンを買ったら音がくぐもって(こもって)聞こえてショックを受けたことはありませんか?あれはEQ処理以前に聞こえる帯域が少ないのです。
相場としては、2万円前後からのヘッドホンを選ぶのがおすすめです。少々値は張りますが、きちんとしたクオリティの音源を作りたい場合はこのぐらいのヘッドホンを使わないとMIXがしづらくなってしまいます。
3.フカフカのヘッドホンを買う。
フカフカはけっこう大事です!作曲をする際は長時間ヘッドホンを付けっぱなしになるので、耳触りが悪いものだと頭が痛くなってきます。店舗で実際につけてみるのが一番ですが、なかなか行く機会がない人はなるべく大きめのヘッドホンを購入することをおすすめします。経験上バカでかいヘッドホンは付け心地が最高にフカフカです。
おすすめのヘッドホン
さて、以上を踏まえておすすめのヘッドホンを2点ご紹介します。『2個だけ!?』って声が聞こえそうですが、僕が実際に使ってみてすごく良かったのは2個だけだったので。
SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 10人 クリック: 273回
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〜はプロのレコーディングでも使われる定番中の定番のヘッドホンです!EQの特性は一切なく、完全にフラットな状態で作曲ができます。物持ちもよく長く使えるのでかなりオススメ。お値段も2万円を切るぐらいお得なので初めての方コレがいいと思います。
2.ATH-A900
audio-technica アートモニターヘッドホン ATH-A900
- 出版社/メーカー: オーディオテクニカ
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 8人 クリック: 143回
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これは僕がずっと使っているヘッドホンです。お店でいろいろ吟味して、一番フラットなものを選びました。900と比較していいところは、曲を立体的に聞けるところ!リバーブのかかり具合など、空間的なエフェクトのかかり方を細かく確認したいならこちらがオススメです!
そして、何といってもフカフカ感が全然違います。なんかもう一生付けてたいぐらい心地いいです。
僕は一時期このヘッドホンを通勤用にも使っていましたが、ヘッドホンがかなり大きいのでけっこう目立つのでやめました。笑
夜、電車の窓に映る自分が宇宙と交信してる人にしか見えないぐらい宇宙人でした。