曲を作るとき、MIDIロールに1音ずつ打ち込むよりMIDI鍵盤で弾いてしまった方が楽ですよね?でもピアノがそこまで弾けるわけじゃないから下手くそな演奏になってしまう。。。
そんな時に役立つのがクォンタイズ機能です!
クォンタイズとは?
クォンタイズとは、実際に打ち込んだデータのリズムを一気にカッチリ合わせてくれるウルトラ便利な機能です。
4部音符から32部音符、またスイングや3連符などのイレギュラーなものも全て対応しているので、用途に合わせて使いこなせば作業効率が劇的に上がります。
具体的なクォンタイズの使い方
1.鍵盤でフレーズを弾く。
多少テンポがブレても気にせず1フレーズ弾いてみましょう。
2.フレーズを選択する。
弾いたフレーズをMIDIロールで確認し、フレーズ全てのMIDIデータを選択します。
3.クォンタイズを押す。
クォンタイズのボタンを押します。これだけで先ほど打ち込んだフレーズがきっちりとリズム通りに変換されるんです。
4.うまく行かない場合。
うまく行かない場合は、何拍子で合わせたいのかを明確にしてからクォンタイズを掛け直して下さい。
例えば16部音符で打ち込んだデータに8部音符のクォンタイズをかけると、裏でなっている音も頭に合わせられてしまうのでフレーズが変わってぐちゃぐちゃになってしまいます。
自分が何拍子のフレーズを打ち込んでいるか分からない場合、一度クォンタイズをかけてから実際に聞いてみて確認してみましょう。間違っていたら前に戻るショートカットを使ってやり直してみて下さい。
やり直す
クォンタイズのかけすぎはNG!?
クォンタイズはとても便利な機能ですが、かけすぎると本来の人間らしい演奏とかけ離れているためグルーヴ感がなくなってしまうので注意が必要です。
もっと単純に言えば、機械っぽくなってしまい打ち込み臭さ(ベタ打ち)が顕著になってしまいかっちょ悪いということです。
ただ、実際にカッチリ打ち込んでみると『どこのタイミングをズラせばグルーヴ出せるの?』って感じに迷宮入りすることがあります。
そんな時はクォンタイズのかかり具合を調節してみて下さい。
クォンタイズは何拍子かを選択するだけでなく、どれだけきつくクォンタイズするかを設定することができます。生音が中心のバンド演奏などはクォンタイズのかかり具合を緩めて行うのがおすすめです。これなら自動的にグルーヴも出せるので手間がかかりません。