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読むだけで作曲の幅が広がる!名曲から学ぶコード分析その15 aiko - カブトムシ

 

takuroq.hatenablog.com

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こんにちは。

本日はaikoの『カブトムシ』のコード進行をご紹介します。

ディグリーネームやダイアトニックコードに関してまだ分からないという方は、まずこちらの記事をお読みください。

 


takuroq.hatenablog.com

 

また、音楽理論に関して基礎から詳しく学びたいという方はこちらの記事をどうぞ。みっちりあります(笑)一応まだ終わってません。続きはそのうち書きます。

 

 

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aiko - カブトムシ

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aikoというアーティストに特別な思い入れはないのですが、勉強になりそうなコード進行だったので学生の時分にアルバムをレンタルして曲をコピーした思い出があります。

当時はマイナーな音楽やひねくれた変な音楽ばかり聴いていたので「ポップスなんてクソだろ」というくらいの姿勢だったのですが、勉強のためにaikoいきものがかりなどの良質なポップス系のアーティストのコード進行やアレンジをコピーしていく内に、だんだんポップスも好きになっていきました。

 

今日は『カブトムシ』のサビのコード進行をご紹介します。

 

(Ⅰ - Ⅱm7) - (Ⅲm7) - (Ⅲ7) - (Ⅵm7)

まずはサビの前半のコード進行です。カッコ内が1小節です。

今まではⅢm7の代わりにⅢ7が使われているパターンを紹介することが多かったのですが、今回はⅢm7の後にⅢ7に変化するパターンです。

ⅠからⅡm7、Ⅲm7と上昇していくコード進行は段々と盛り上がっていく印象があり、サビに使われることが多いので、困った時には使いましょう(笑)

 

(Ⅳ - Ⅳm6) - (Ⅲm7 - ♭Ⅲ6) - (Ⅱm7) - (Ⅴ7)

これはサビの後半のコード進行です。

難しそうなコードが出てきていますが、何のことはありません。同主調のコードです。ベースの音を滑らかな下降フレーズにするために同主調のコードを使って、トップノートの動きを調節するためにシックスコードを使ったというところだと思います。シックルコードはトップノートの音を調節していった結果、そうなっていることが多いのです。

 

まとめ

aikoいきものがかりなどの、割とシンプルなアレンジのポップスは聞き取りもしやすいので、何曲かコピーしてみると面白いです。

 

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カブトムシ

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