こんにちは。
前回の記事は、覚えるのが面倒な7つのスケールはキーと結びつけることによってかなり覚えやすくなる、といった内容でした。詳しくは前回の音楽理論講座その14をお読みください。
今日は前回のの記事で説明したモードのスケールの知識をどのように活用していくかという部分について書いていきたいと思います。
どのスケールをいつ使うか
タイトルの通り、どのスケールをいつ使うかというのを1つ1つのスケールごとに書いていきます!
イオニアンスケール
一つ目のこのスケールはメジャーコードとメジャーセブンスコードの時に使うことができるスケールです。キーCの場合にはCやC△7の時に使います。
アヴォイドノートとなっている4つめの音がCのテンションノートとして使うことが出来ないイレブンスの音と一致しています。
リディアンスケール
順番から言えば次はドリアンスケールを説明すべきですが、イオニアンと同じメジャーコードとメジャーセブンスコードで使うことができるリディアンスケールから説明します。4番目のこのリディアンスケールはキーCの場合にはFやF△7の時に使います。
イオニアンとの違いはアヴォイドノートが一つも無いという部分と、イオニアンにはなかったシャープイレブンスのテンションノートが使える点です。
エオリアンスケール
エオリアンスケールは6番目のスケールなので、キーCの場合にはAmやAm7の時に使うスケールです。ナインスとイレブンスは使えますが、サーティーンスの音はそもそもスケールの中に入っておらず、スケール内にあるフラットサーティーンスの音はアヴォイドノートになっています。
ドリアンスケール
ドリアンスケールもエオリアンと同じ、マイナーコードで使えるスケールです。キーCの場合にはDmやDm7の時に使います。ドリアンの場合にはサーティーンスの音がスケール内にありますし、アヴォイドノートにもなっていないので、一応普通に使えます。ただ、この前調べた所によるとマイナーコードにはサーティーンスは無いようですので、この辺は要検証です。
ロクリアンスケール
ロクリアンスケールはマイナーセブンフラットファイブの時に使うスケールです。キーCの場合にはBm7-5です。アヴォイドノートは短2度となる2個目の音です。
フリジアンスケール
3番目のスケールであるフリジアンスケールはマイナーコードで使うことが出来るスケールです。キーCの中ではEmやEm7の時に使います。7つのスケールの中でこのスケールだけアヴォイドノートが二つあるので注意が必要です。トニックやサブドミナント、ドミナントで使えるスケールのアヴォイドノートは同一キーの中では一致している中で、こいつだけトニックに分類されているくせにアヴォイドノートが一つ多いという点には個人的に非常に違和感を感じます。
ミクソリディアンスケール
このミクソリディアンスケールは5番目のスケールですので、メジャーコードやドミナントセブンスコードの時に使うことができます。キーCだとGやG7ですね。
普通のポップスやロックではセブンスが出てきたらこのスケールを使えば良いのですが、ちょっと特殊なテンションノートがついた場合には全く違うスケールを使うことになってしまいます。これに関してはさらっと書けるレベルではなさそうなのでまた今度にします(笑)
まとめ
ちょっと長くなりましたが、一つ一つのスケールの使い方に関してはこんな感じです。サーティーンスやらシャープイレブンスやらとごちゃごちゃ書きましたが、要するに同一キーの中ではキーのダイアトニックスケールを使っていれば大体大丈夫、コードによってはダイアトニックスケールの1番目の音か4番目の音がアヴォイドノートになるので気をつけてね!って感じです。
例えばの話、キーCの曲の中でA♭△7というコードを使ったとします。このコードが鳴っている時にどのスケールを使うかと考えると、一番自然なのはA♭リディアンスケールとなります。メジャーセブンスコードの時に使えるコードはイオニアンとリディアンとがありますが、なぜリディアンの方が自然なのか。それはA♭リディアンスケールはキーE♭のダイアトニックスケールの中に存在するスケールであり、キーE♭はキーCの同主調であるためです。勿論、A♭イオニアンを使っても問題ありませんが、同主調のスケールを使うよりは違和感は出てしまいます。
だいぶ駆け足になってしまいましたが、今日はこの辺にしておきます。実は明日早起きなんで急いで書いているのです(笑)
時間のある時に読み返してちゃんと書くので、その際にはまたお知らせいたします。すいません!
それでは!