音楽を仕事にする場合、様々なジャンルの音楽を作れないと仕事の幅が減ってしまいます。とはいっても得意なジャンル、苦手なジャンルは誰しもあると思います。この記事では、苦手なジャンルの曲を作れるようになるための練習法をご紹介します。
1.苦手な音楽を聞き続ける。
苦手ジャンルがなぜ苦手なのか?それはそのジャンルの音楽が嫌いだからです。例えばクラシックばかり聞いていた人にとって、ヒップホップはチャラチャラしていて受け付けないかもしれません。メタルばかり聞いている人にとって、アンビエントミュージックは刺激のない退屈な音楽に聞こえるかもしれません。
そういった固定観念を克服するために、嫌いな音楽を毎日聞き続けてみて下さい。習慣になるぐらい聞いていると、嫌いなジャンルのいいところが見えてきます。
ただ、『そうはいってもやっぱ聞いててつまんないんだよなー』ってなる可能性が高いので、
『この曲はどんな音を使って作曲してるんだろう?』
『このジャンルが好きな人はどの部分が心に響くんだろう?』
なんて考えながら聞いてみて下さい。自分の作曲に活かせる様な聞き方をすると楽しくなってきます!
2.嫌いなジャンルを耳コピしてみる。
時間がある人は、苦手なジャンルの耳コピをしてみて下さい。苦痛でしかないと思いますが、苦手ジャンルを作れる様になる1番の近道は耳コピです。これも自分を鍛えると思ってやるとけっこうアドレナリンが出ます。
3.音楽理論で乗り切る。
音楽理論を勉強して、どんな曲でも作れる様になりましょう。理論さえしっかり把握できていれば、たいていのジャンルはそつなく作ることができます。音色選びは既存曲を真似するだけでそれっぽくなるので、しっかり勉強しておきましょう。
ビートや独特の歌い回しがあるジャンルはループ音源を使うのがおすすめです。ここまで徹底すれば苦手ジャンルも苦手じゃなくなります。
4.苦手ジャンルの依頼を断らない。
僕はジャズが苦手だったので、最初はお金をもらえる自信がなくて断っていましたが、『これでは進歩できんっ!』とか勇み足を踏み出して積極的にジャジーなテイストの曲も受ける様にしました。
結果として、ものすごい焦るので死に物狂いで作るはめになりますが、火事場の馬鹿力的なものが働いて満足行くものが作れます。
また、クライアントからリテイクを受けることで『こういうのがかっこいいのかー』と勉強になるのもメリットです。自ら窮地に追い込まれましょう。なんとかなります。笑
おわりに
どんなジャンルの音楽でも、良さは必ずあります。何も響かない音楽はジャンルとして確立されないと思うので。
苦手なジャンルの『ここがかっこいい!』を見つけることが大事だと思います。